提案募集応募要項

2014年度『防災・減災のための津島型住宅モデル』提案募集応募要項

■主催
津島市

■主旨
津島市は大部分が海抜ゼロメートル地帯に属しており、台風や集中豪雨による浸水被害が懸念される地域である。また、平成26年5月に愛知県が発表した「愛知県東海地震・東南海地震・南海地震等被害予測調査結果」では、地震の揺れにより河川堤防が被害を受け、河川沿いを中心に広い範囲が浸水することも予想されている。

木曽三川下流域の輪中地帯では、かつて洪水による浸水を避けるため、石垣や土盛りをした高い場所に水屋と呼ばれる家屋を設けたり、母屋では仏壇を小屋裏に引き上げることができるようにしておく、あるいは、軒裏に船を吊り下げるなど、大切なものを守るために工夫を幾重にもすることにより、いざという時に備えていた。

現代の津島市においても、住宅での災害時に生命・財産を守るための工夫はいろいろ考えられる。耐震性は当然のこととして、浸水可能性への対応、液状化被害への対応、被災後の生活への対応など、様々な工夫があるのではないか。これらを盛り込み、周辺環境との調和も考慮した上で、津島市に住み続けるための現代版災害に強い住宅「津島型住宅モデル」を、全国から提案を求める。

※参考資料

(1) 1:25,000デジタル標高地形図「濃尾平野西部」(国土地理院) http://www1.gsi.go.jp/geowww/Laser_HP/image/nobiseibu_all.jpg

(2) 平成23年度~25年度愛知県東海地震・東南海地震・南海地震等被害予測調査結果(愛知県防災局)   http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000072/72625/26-shiryou01_01_01.pdf

(被害予測調査結果1/3)http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000072/72625/26-shiryou01_01_02.pdf

(被害予測調査結果2/3)http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000072/72625/26-shiryou01_01_03.pdf

(被害予測調査結果3/3)(3) 危機管理行動計画(第二版)(東海ネーデルランド高潮・洪水地域協議会)   http://www.cbr.mlit.go.jp/kawatomizu/tokai_nederland/pdf/point.pdf

(スーパー伊勢湾台風による浸水想定 p26)

(4) 津島市地震・洪水ハザードマップ   http://www.city.tsushima.lg.jp/index.php?oid=1292&dtype=1013&pid=282

■応募規程

1 課題
「防災・減災のための津島型住宅モデル」

2 対象地
愛知県津島市内全域を対象とします。市内の実在の場所(計画対象)を、応募者が自由に設定して下さい。

※地域の状況については、参考資料を参照ください。

3 現地見学会
現地見学会を実施します。当日参加も可能ですが、見学希望者は手配の関係上、できるだけ事前にご連絡をお願いします。

○日時:平成26年11月23日(日)午後2時から
1時間程度スライド等による説明会の後、バスによる現地見学会を実施します。

○場所:津島市文化会館 小ホール
住所 津島市藤浪町3丁目89-10        電話 0567-24-1122

○連絡先:平成26年11月19日(水)午後5時まで

(公社)愛知県建築士事務所協会津島支部コンペ委員会
住所 〒496-0046 愛知県津島市柳原町2-40-3
電話 090-4257-0011
電子メール 2014compe@compe24ma.x0.com

4 提出図書
提出図書は以下の3点とします。

(1) 応募申込書
○ホームページに掲載している所定の応募申込書に必要事項を記入してください。

(2) 図面
○用紙はA1サイズ(594×841㎜)縦使い1枚とします。なお、サイズ厳守、変形不可とします。仕上げは自由としますが、写真等を貼り付ける場合は剥落しないように注意してください。なお、パネル、ボード類は使用しないでください。模型、ビデオ等は受け付けません。
○設計主旨(10ポイント以上の文字で記入)、配置図、平面図、断面図、立面図、透視図等提案内容を説明するのに必要な図面(縮尺明記のこと)、模型写真等を自由に組み合わせ、わかりやすく表現してください。○応募者の氏名・所属などがわかるようなものは記入してはいけません。
(3) 設計主旨書
○(2)の設計主旨を、600字以内の文章にまとめ、A4判用紙1枚(縦使い)に印刷してください。
○応募者の氏名・所属などがわかるようなものは記入してはいけません。

5 その他注意事項
(1) 応募作品は、ほかの設計競技等と二重応募になる作品、あるいはすでに発表された作品は応募できません。
(2) 応募作品は、本人の作品でオリジナルな作品であることを要求します。

6 応募資格
○年齢・性別・国籍は不問(共同設計可) 一次審査で選出された入選者は、二次審査で実施する公開プレゼンテーション(平成27年3月22日(日))に参加していただきます。欠席の場合は失格となります。また、代理によるプレゼンテーションは認めません。

7 提出方法
(1) 応募申込書、図面(A1サイズ)、設計主旨書(A4サイズ)を一括して提出してください。なお、受領通知が必要な方は、受領通知返信ハガキ( 官製ハガキに代表者の住所・氏名記入のこと)を同封してください。

(2) 応募作品は1案ごとに別々に提出してください。

(3) 締切期日:平成27年1月30日(金)必着(午後5時まで)

(4) 提出先:(公社)愛知県建築士事務所協会津島支部コンペ委員会
住所 〒496-0046 愛知県津島市柳原町2-40-3
電話 090-4257-0011
電子メール 2014compe@compe24ma.x0.com

8 審査方法
一次審査会で入選者10名以内を選出します。

入選者は公開による二次審査会に出席し、プレゼンテーションしていただいた上で、各賞と佳作を決定します。

(1) 一次審査会(非公開)

平成27年2月上旬を予定。
入選者の発表はHPで行うとともに、入選者には主催者から直接連絡いたします。

(2) 二次審査会(公開)

日時:平成27年3月22日(日)午後1時30分から午後5時までを予定場所:津島市生涯学習センター 小ホール
住所 津島市莪原町字椋木5
電話 0567-24-1187

入選者によるプレゼンテーションを実施し、その後に最終審査を行い、各賞と佳作を決定します。プレゼンテーションにあたっては、ダイアグラムや図面を追加し、さらに詳細な説明をすることも認めます。なお、代理によるプレゼンテーションは認めません。

プレゼンテーション参加に要する旅費、その他の費用は応募者負担とします。

(3) 審査員(敬称略順不同)

審査委員長:難波和彦(東京大学 名誉教授 / 放送大学 客員教授)

審査委員 :朝岡市郎((公社)愛知県建築士事務所協会 会長)

生田京子(名城大学理工学部建築学科 准教授)

川崎浩司(名城大学自然災害リスク軽減研究センター  特任教授)

清水裕之(名古屋大学大学院環境学研究科 教授)

日比一昭(津島市長 一級建築士)

 

9 賞および発表
(1) 賞
最優秀賞 1点以内    賞状・賞金( 50万円)
優 秀 賞     2点以内      賞状・賞金( 各20万円)
佳  作     7点以内    賞状・賞金( 各5万円)

注:賞金は、すべて税込みです。

(2) 入選の発表

入選者には、平成27年2月中旬に通知します。

(3) 表彰式

平成27年3月22日(日)開催の二次審査会に引き続き、表彰式を開催します。

10 著作権

入選作品の著作権は、入選者に帰属します。

ただし、津島市がこの事業の主旨に則して入選作品をホームページへの掲載、図書の出版、展示などの公表のために用いる場合、入選者は無償で作品データ等の使用を認めることとします。

11 その他

(1) 応募作品は、返却致しません。必要な方は作品の控えと作品データを保管してください。

(2) 応募規程に違反した場合は受賞を取り消すことがあります。

(3) 入選者には作品集等の原稿の一部として使用するため、下記のものを納めたDVDまたはCDを1部提出していただきます。

①図面の内容を350dpiのPDFファイルとしたもの

②設計主旨の要約(200字以内)のテキストデータ

③顔写真(横4㎝×縦3㎝以内:顔が写っているものに限る)のデータ

(4) 応募作品は、津島市内において展示する予定ですので、ご承知ください。

12 申込み・問い合わせ(事務局)

(公社)愛知県建築士事務所協会津島支部コンペ委員会
住所
〒496-0046 愛知県津島市柳原町2-40-3
電話 090-4257-0011
電子メール 2014compe@compe24ma.x0.com

(公社)愛知県建築士事務所協会_津島支部